lsamu
自分で中古ドメインを探す場合は「Expired Domains(エクスパイアードドメイン)」やクローラーツールを使って探すのが有名です。
しかし自分で探すと中々、強力な中古ドメインを見つける事ができません(見つけてもすでに取得されていたり)
だったら中古ドメイン屋さんで良いお値段するドメインを買えよって話なんですが今回はお名前.comが開催している「.jpドメインオークション」を紹介します。
割と知られていないサービス
- 軍資金はある
- 強い中古ドメインがほしい
- 自分で見つけるのが苦手
lsamu
とにかく強い中古ドメインが欲しい人にはオススメかなと
簡単に記事の内容を確認
.jpドメインオークションとは?
読んで字の如く、「.jpドメイン」をオークション形式で購入するサービスです。
>> オークション会場はこちら
月1回だけの開催で月初めからオークションの受付開始で月半ばでオークションが終了します。
オークション値段の最低ラインが6,000円スタート。
中古ドメイン屋さんなら2個ぐらい買えますね。
中古.jpドメインの取得権利をオークション形式でご購入いただくサービスです。
出典:ドメインオークション – 中古ドメインで集客効率UP|お名前.com
映画の公式サイトの中古ドメインがオークションに出されていたりと、自分では中々見つからない様なドメインが出品されます。
オークション形式だから運が良ければ安い値段で強力な中古ドメインが手に入るチャンスあり。
去年2018年の春頃からオークションの存在を知って、ちょいちょい中古ドメインを購入していました。
何ヶ月かオークションに参加した僕の感想としては、
- 自分では見つけれないドメインが手に入る
- たまに地雷(過去にアフィサイト運営歴など)もある
- 明らかに強いと思われるドメインは値段が高い
- 自動入札で価格を上げられる(運営の仕業?)
lsamu
軍資金がある人は全然利用する価値があります。
ただ、どんなドメインであるかのチェックは必須なので多少の中古ドメインの知識がある方が有利にオークションを進めれます。
ぶっちゃけ強いドメインが多く存在する
- DR(ドメインランク)
- 外部リンク
- ドメイン年齢
- 関連ワード
上記項目はチェックできます
ahrefsで調べると強ドメインだというのが判明します。
先ほども言いましたが、ahrefsやwaybackでドメインをチェックする必要があります。
映画の公式ドメインをwaybackで見たら普通にアフィサイト運用歴があったりするので注意です。
オークションの値段相場
オークションでは、いつも
- 100,000円以上
- 10,000円〜50,000円
- 6,000円〜10,000円
だいたい3つほどの値段相場に分かれます。
僕はいつも1つ2万円前後のドメインを複数狙います。
lsamu
質より量派
ここからは僕が実際に「.jpドメインオークション」の使い方を紹介します。
自己流ですので、参考程度にして貰えたらなと。
ahrefsはどの様な被リンクがついてるか、を主に
wayback machineは過去のサイト歴をチェックする為
見た目上は強そうなドメインでも、過去にアフィリエイトサイトとして使われていたケースもあるので、最低限のドメインリサーチは必要です
まずは「 .jpドメインオークション」にアクセス
下にスクロールするとこの様にオークションされているドメインが陳列しています。
「DA(ドメインオーソリティ)」をクリックしてDAが多い順に表示されます。
DAはahrefsだとDR。その数値が高ければ高いほどドメイン評価が高いと思ってください(絶対指数ではない)
ahrefsでのチェック方法
DAが多い順に並べたら上からahrefsでチェックしていきます。
1番上の「altpress.jp」のドメインを見てましょう。
かなり強めのドメイン。
中古ドメイン屋さんで買ったら5万〜10万クラスでしょうか?
僕が見るべきポイントは「ドメイン」と「オーガニックキーワード」です。
オーガニックキーワードはそのドメインがどの様なキーワードで上位表示されていたかをチェックできます。
ここで見るポイントは実際に運営されていたサイトに関連しているキーワードかどうか。
そもそもオーガニックキーワードが残ってるというのは最近まで運営されていたドメインという証拠。
個人的にはオーガニックキーワードが残ってる中古ドメインは強いと思ってるので、キーワードとサイトの中身がマッチして入れば過去にアフィリエイトサイトに使われていたという恐れはほぼありません。
お名前.comもある程度、厳選していいドメインを集めてきているので上記の様なドメインはワンオーナーの可能性も高いです。
次に「参照ドメイン」をチェック
どの様なドメインから被リンクを受けているか見ます
- wikipedia
- 教育機関
- 企業
いいところからたくさん被リンクをもらっていますね。
さらにそのドメインからどの様に被リンクを受けているかもチェックしておきます。
オーガニックキーワード、被リンク元、アンカーテキストを見る事でこのドメインが過去どんなサイトだったかはある程度の推測はできます。
最近はjpドメインが上がりやすいと言われていませんか?
僕も確信はないのですが、jpドメインの方が上がりやすい傾向があるのかなと感じています。
以前「中古ドメインは.comより.jpが良いのか?60個のサイトを作って見えた自分なりの仮説」という記事を書いたので、そちらも合わせて読んでみて下さい。
中古ドメインは.comより.jpが良いのか?60個のサイトを作って見えた自分なりの仮説
強いドメインなのは分かったので、次はwayback machineで過去歴を見てみましょう。
wayback machineでのチェック方法
URL欄に調べたいドメインのURLを入力してエンター
wayback machineの詳しい使い方はここでは割愛します。
最初に見るのは一番最後の履歴部分。
このドメインだと2019年3月15日になりますね。
おっと…このドメイン、301リダイレクトがかけられています…
一応、一番最初の履歴
2013年6月10日もチェックしておきます。
音楽ニュースサイト「ALTERNATIVE PRESS JAPAN」で運営されていました。
2018年10月に「NM MAGAZINE(エヌエム・マガジン)」として新しく運営され、過去のドメインが新規ドメインにリダイレクトされています。
正直、リダイレクトされている時点で僕はそのドメインを避けます。
リダイレクトしてる=元ドメインのパワーを新規ドメインに流してるから
ただ、現在はリダイレクトされていませんし、オーガニックキーワードが残っている事を考えると取っても良いと思えるドメインです。ちょっとギャンブルですが。
2〜3万程度で購入できるなら欲しいです。
ただ、10万クラスになってくると手が出せないかなぁ。
リダイレクトされている中古ドメインは賛否両論ですよね。
僕も過去にリダイレクトされているドメインを購入して当たりだった事もあるので何とも言えません。
確実に良いドメインが欲しいならリダイレクトされていないワンオーナーを狙うべきです。
オークションで出されてたドメイン。
○○の公式サイトとかあるけどwaybackで見ると既にアフィサイトになってるドメインとかが出品されてた。これってどーなんだろ?地雷?🤔
— Isamu@修羅アフィリエイター (@webwork_6) September 19, 2018
大体こんな感じで全てのドメインを見ていきます。
後は、自分が攻めたいジャンルに合わせて欲しいドメインが変わってくるかな。
僕は過去の運営サイトとアフィリエイトサイトのジャンルを合わせたい派なので、出来るだけジャンルが近いドメインを選びます。
例えば、映画の公式ドメインであれば「VOD」ジャンルがマッチしています。
注意しておく3つのポイント
- 自動入札で価格を上げられるので注意
- .jpドメインオークションで多いドメイン
- 過去にアフィサイトに使われてるドメインもあり
① 自動入札で価格を上げられるので注意
あからさまに自動入札でドメインの価格を上げられる時があります。
結局、その自動入札より高い金額を出せず諦めたドメインが何個かあります。
その後、入札で負けたドメイン達は何に使われてるかチェックしてみると、「.jpオークションで出品中」とお名前.comのページのまま…これってつまり?
② .jpドメインオークションで多いドメイン
- 映画の公式
- ゲームの公式
- コラボカフェの公式
- 展示会の公式
とにかく、自分で探しては中々手に入らない公式系のドメインがよくオークションされています。
③ 過去にアフィサイトに使われてるドメインもあり
ただ、既にアフィリエイトサイトとして使われてる地雷もあるので注意して下さい。
体感ですが、ドメイン年齢が5年〜10年近い映画の公式ドメインはアフィリエイトサイトに使われてる可能性がかなり高いです。
例えば、こちら「エクスペンダブルズ2」の公式サイトドメイン。
wayback machineで見てみると。
転職のサテライトサイトに使われています。
サテライトで運用していたのであれば、ドメインのパワーは残ってる可能性はあります。
流石に手動ペナを受けてるドメインがオークションに出されてはいないと思うので、全く効果がないドメインはないかもしれませんが既にサテライトと使われている事で本来あった100%のドメインパワーの恩恵を受ける事はないでしょう。
まぁそこはお好みで。
1万以内で手に入るなら良いかな。
最後にもう1つ「.jpドメインオークション」の活用方法を紹介します。
毎月1回行われるドメインオークション。
オークションが終わると出品されていたドメインは全て見れなくなります。
なので、オークション開催中に「DAが高い」「入札が多い」ドメインを複数リストにしておきます。
オークションでは数十万円で落札されるドメインもあります。
事前にその様なドメインをリスト化して保存しておけば、数十万円で落札されたドメインがどんな風に活用されるのか見ることができます。
lsamu
これだけでめっちゃ価値があると思います。
だから、オークションに参加しなくても良いので強ドメインのチェックはしておくべきかなと。
オークションでゲットしたドメインって皆どんな風に活用するんだろと疑問に思ってたけど、オークションで落札されたドメインを監視してれば良い話だったw
— Isamu@修羅アフィリエイター (@webwork_6) October 18, 2018
まとめておきます
.jpオークションは
- 軍資金があって強い中古ドメインが欲しい人向け
- 公式系の日本語運営ドメインが多い
- 値段相場は全体で1万〜10万(最低は6,000円から)
- 多少、中古ドメインの知識はあった方が有利
- ahrefsやwaybackと併用すると精度アップ
- たまに地雷(過去にアフィサイト運営歴など)もある
- 数十万するドメインがどの様に活用されるか見れる
まだまだドメインオークションに手を出してる人が少ない気がするので、強い中古ドメインを探してる人はぜひチェックしてみて下さい。
>> オークション会場はこちら